交通事故治療とは

交通事故の現状・・・

近年では、平成16年をピークに交通事故発生件数・交通事故死者数は減少傾向にあると言われていますが、車の普及数が少ない昭和20年代の年間交通事故発生件数に比べると圧倒的に多いといえます。

2011年に起きた交通事故による死傷者の数は4,612人と、警察庁が発表しております。同年の交通事故が発生した件数は、69万1,937件です。この他に、警察に届け出がないものも数えると、さらに数字は上乗せされます。減少傾向とはいえ、馬鹿にできない件数です。いつ、ご自身やご家族、ご友人などが交通事故に遭うかは誰も知るよしはありません。

万が一の場合でも、冷静に判断・対処できるように、十分な知識を身につけておくことをお勧めします。

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交通事故に遭ってしまったら

下記の項目を行うとスムーズに事が運びます。
警察に届出
※自賠責保険、任意保険どちらにも必要な事故証明を受け取れます。
(事前に当院にご連絡いただければアドバイスさせていただきます。)
相手方の氏名、住所と連絡先の確認
車の登録ナンバーの確認
任意保険の有無の確認
自賠責証明書番号の確認
保険会社名の確認
事故の状況の簡単な記録(保険会社とのやり取りに) など
上記項目は、あくまで手続きで必要になってくる内容のことがほとんどですが、一番大切なのは、ご自身のお体です。そのときは大丈夫だと感じても時間が経過すると炎症状態が広がり、痛み始めます。 普段通われている信頼のおける医療機関で、CTやMRIなどを使った精密検査を受けることをお勧めします。

交通事故治療とは(むちうち症の治療 など)

交通事故治療は、自賠責保険を適用させた治療のことを言います。
交通事故に遭った後に出てくる様々な痛み(打撲痛、捻挫、腰痛や手足の障害、むち打ち症やだるさ、神経症状や不快感など)の治療のことを言います。
整骨院もみの木では、そういった様々な症状でお悩みの方、又は他の医療機関や整形外科に通院しているがなかなか良くならずに困っている方など、各種ご相談に応じております。
※交通事故に遭って使用する自賠責保険では、患者様が負担する費用は発生いたしません。
交通事故は想像以上に強い衝撃が加わるため、身体の様々な部分のアライメントが崩れ、日常生活ではなかなか傷めないような所も損傷します。また、その怪我を放置してしまうと、機能的な障害や、2次的な障害(肩こりや腰痛、頭痛、しびれ、神経痛など)へ発展することも多くあります。
そのような事にならないためにも、どんな軽度な痛みと感じても、早期に通院して確実に治療していくことをお勧めします。(初期の段階での処置がその後の経過に大きく影響してきます)
ご相談は 03-6914-8088 へ

症状・後遺症について

むち打ち症 (むちうち ムチウチ 頸部捻挫)

むち打ちの呼び名はいくつかあり、「頚部捻挫」や「外傷性頚部症候群」と言われています。
むち打ち症の由来は、自動車で追突事故を起こしたときに、首・背中などに強い衝撃が加わり、首が鞭のようにしなることからそう呼ばれています。怪我の度合いは、軽いものから、後遺症を残す重度な症状まで様々にあります。
むち打ち症は首の可動域を限界以上に超えてしまうことで、首の靭帯や筋肉が傷つき、首や背中に痛みなどの異常が現れます。むち打ち症のほとんどが、交通事故によって生じることが多いのですが、スノーボードや体操などのスポーツが原因で発症することもあります。

むち打ち症の症状と分類

頚椎捻挫型

首の靭帯や筋肉が衝撃により損傷し、背中、肩、首の痛みや頚部の可動域制限が起きる症状のことを言います。

神経根症状型

頚椎の神経が圧迫され、首・頭痛や腕のしびれ、だるさ、筋力が低下を伴う症状のことを言います。

バレ・リュウ症候群型

神経の損傷・圧迫により脳に通う血流が低下することで発症します。症状としては、頭痛、耳鳴り、眼の疲労、めまい、吐き気などがあります。
※ 時間がある程度経過してから症状が出てくることもあります。早めの診断を受けることをお勧めします。

腰痛

交通事故に遭った方の中には、腰痛で悩まされる方がたくさんいます。初期の症状は、むち打ちだけだった方でも、最終的に腰痛だけ残ってしまっているというケースも少なくありません。
腰痛の原因として、交通事故では大きな衝撃を身体に受けるため ①筋肉が固くなってしまった ②血液の循環が悪化 ③骨格のバランスが崩れてしまったという3つに大別されます。
筋肉の緊張が強まると筋スパズムという状態になり、筋肉そのものから痛み物質が放出されます。また脊髄から枝分かれした神経のすぐ近くの筋肉が緊張すると神経を圧迫し、しびれや神経痛を引き起こします。ヘルニアになっていなくても、しびれや痛みが発生します。
むちうち等で一箇所が歪むと他の部分にも影響し、骨格のバランスが崩れてきます。また、普段の姿勢も大きく関係してきます。
姿勢が悪いと、呼吸に伴う仙骨と後頭骨の動きが悪化し、脊椎の中の脳脊髄液循環が乱れます。そうなることで、仙骨の動きが阻害され、骨盤が歪み、腰痛が発生します。さらに悪化してしまうと、膝痛や坐骨神経痛も発症してしまいます。
脳脊髄液の循環が悪化することにより、脊髄神経や脳へ栄養が回らなくなり、内蔵や末梢神経への伝達が低下、筋肉が過度の緊張状態になり、腰痛や広い範囲で悪影響が出てきます。
改善方法は、骨盤と脊椎を矯正し、姿勢を改善することによって腰痛も改善されます。
このような症状にお悩みの方は、早めに当院へご相談いただくことをお勧めします。

頭痛

頭痛の種類には大きく分けて2つあります。「起きている時に頭痛が発生しているが、寝ているときはなくなる」ものと、「寝ていても、起きていても頭痛がある」ものです。前者は、2~3週間の治療で改善することが多く、また、生活習慣を変えていただくことで再発を予防できます。 後者は、重大な疾患の可能性が高いため、医師と連携を取りながら治療していくことが必要になります。
前者の頭痛はどのような仕組みで発生するのか?
その原因は頚椎が歪んでいる場合が多く、周辺の筋肉の緊張により痛みを引き起こしていると考えられます。また、頚椎から仙骨までの脊髄液の循環が滞ることにより頭痛を発症している場合もあります。治療としては、原因となる箇所を見つけ、その歪みを修正。筋肉や軟部組織の状態を改善し、脊椎周囲への圧迫や負担を取り除き、脊髄液の緩やかな流れを整えます。
肩こりや頭痛の症状を伴う方はお気軽にお申し付けください。

交通事故治療の流れ

1.お電話もしくは、直接ご来院

当院のご利用をご希望の方は、事前にご予約をしていただくか、直接そのままお越しください。

ご来院の際は、

  • お取り扱いの保険会社の連絡先(担当者名)
  • すでに病院を受診された方は診断名

をお伝えください。

2.問診表の記入

問診の際に、次のことを確認いたします。

  • 事故が発生した日時、状況
  • 医師の診断内容
  • ケガの症状、痛みの状態
  • お取り扱い保険会社の確認

3.触診・超音波エコー検査

怪我の状態を確認します。痛みや腫れ、発熱、機能障害等のいくつかの検査やテストを行い、そのうえで治療のプランを組み立ます。

4.治療の開始

症状に合わせ、電気療法、鍼灸治療、背骨・骨盤矯正、マッサージ、手技療法、冷・温熱療法、超音波治療などの中から、治療プランを選定し、治療を行います。治療内容のご希望等ございましたらご相談下さい。

また、日常での生活における注意点や、可能であればリハビリ等も開始していきます。

5.治療の終了

症状や程度によって個人差がございますが、おおよそ3~6ヶ月程度で治癒するのが一般的です。

症状や痛みが無くなり、日常生活やお仕事に支障がなくなった時点で治療は終了となります。

その後、保険会社に治療が終了した旨を連絡し、慰謝料・その他の費用を算出していただきます。

明細の入った示談内容書が送られてきますので内容を確認し、ご納得いただけたらサインをして手続きは完了です。

補償・慰謝料

交通事故の補償・慰謝料について

慰謝料は、交通事故に遭った、被害者に対する精神的苦痛や心身の負担の損害としてとらえ、その事柄を金銭により癒す賠償のことをいいます。
自賠責保険や任意保険を活用して通院すると、治療費、文書費、休業損害費、慰謝料が支払われますので、患者さんのご負担はありません。また、ひき逃げに遭ったり、相手の保険未加入の状況でも特殊な保証制度がございます。


交通事故の補償(慰謝料含む)の限度額と種類

傷害による損害

傷害による損害は、治療費、休業損害費、交通費、慰謝料が支払われます。(自賠責からは最大で120万円)
慰謝料については、被害者お一人につき、4,200円(通院一日あたり)が支払われます。

後遺障害による損害

後遺障害による損害は障害の度合いに応じて逸失利益、慰謝料が、被害者1名につき、最大4,000万円が支払われます。ただし、等級認定がされない支障や痛みなどは「後遺症」とされ、「後遺障害」とは認められません。
point:症状固定で終わる前に治癒するまで、しっかりと治療を行うことが肝心

死亡による損害

死亡による損害では、葬儀費や逸失利益、被害者・遺族の慰謝料が被害者1名につき、最大3,000万円が支払われます。

交通事故の補償の支払い基準

共済金の限度額の範囲内で
支払われるもの

自賠責保険とは、交通事故に遭われた方々へ、政令で決められた定額の共済金の限度額の範囲内で支払われるものです。
保険会社や組合は、傷害や後遺障害、死亡などの損害額の支払い基準に従って支払わないといけないと決められています。
その算定基準は、労働能力の失った度合いや、あと何年働けるのか、平均の余命年数、年齢毎の平均給与額等も含まれます。


自賠責保険が適用されないケース

交通事故とは言っても、被害者の責任が100%の場合は相手車両の自賠責保険金の支払い対象にはなりません。その例として、下記のような内容が挙げられます。

  • 被害車両が赤信号を無視して起こった事故のケース
  • 追突した側が被害車両のケース
  • 被害車両がセンターラインを超えての事故のケース

交通事故Q&A

交通事故にあってしまった! 怪我をしてしまった! そんな時に皆様から良く頂く質問をまとめてみました。お困りの時、お悩みの時は参考にご覧ください。

交通事故に遭ったときの対処はどうしたらいいの?


迅速に警察へ連絡しましょう。
※自賠責保険と任意保険は事故の証明が必要です。
その他に下記の情報を控えておきましょう。
○加害者の住所・氏名・連絡先
○車のナンバー
○任意保険の有無、自賠責証明書番号と保険会社名

交通事故に遭ったら整骨院では治療をしてもらえるのですか?


整骨院でも治療が可能です。整形外科と平行して通院することも可能です。

治療の際に提出書類は必要ですか?


治療時は特に書類は必要ありません。

治療を受ける時は手続きに時間はかかりますか?


特殊な手続きはありませんので、すぐに治療を受けられます。保険会社への連絡は、来院後でも可能です。まずは、ご相談ください。

治療する医療機関を決めるのは保険会社なのですか?


治療を受ける医療機関を、保険会社の方が勧めてくることはありますが、強制ではございません。自賠責保険を適用している医療機関であれば問題ありません。

相手の保険会社が医療機関を薦めてくるのですが、行かなくてはならないのでしょうか


医療機関を選ぶのはあなたの自由です。ご自身が希望する医療機関を指定すれば、保険会社は速やかに手続きをする義務があります。

加害者(相手)が保険に未加入なのですが・・・


車を持たれている方は、強制保険(自賠責保険)に入っています。ただし、任意保険に加入していない人はいます。

治療内容はどのような内容になるのですか?


症状に合わせて行います。マッサージや超音波治療、電気療法、冷温法、手技療法、鍼灸治療、テーピング、シーネ・コルセット固定、背骨・骨盤矯正などの中から、治療プランを選定し、治療をします。

交通事故に遭い「むち打ち」と診断されました。整骨院で治療できますか?


はい、治療できます。整骨院では、整形外科で行っているような治療が受けられます。

治療費はどれくらいかかりますか?

交通事故に遭われた場合は、自賠責保険によって治療費がまかなわれるので、負担金は一切ありません。

治療費はどなたから払っていただけるのですか?


相手方が加入している保険会社が代行して支払います。ご本人の金銭的負担はありません。

診断書等の証明書は発行頂けますか?


はい、警察提出用の診断書を作成いたします。

交通事故Q&A - 2

予約しなくても対応できますか?

もちろん治療可能です。患者様の混み具合によってはお待ちいただくことがございます。

治療期間はどれくらいかかりますか?

交通事故はケースによって様々です。一概には言えませんが、一般的には3~6ヶ月で良くなるケースがほとんどです。

病院に通院しているのですが、同時に通院することはできますか?

交通事故の場合、病院に通院しながら、整骨院で治療、リハビリを受けることもできます。

現在通っている医療機関・整骨院(接骨院)を変更することは可能ですか?

変更可能です。希望の医療機関名と連絡先を保険会社にお伝えください。保険会社は、速やかに手続きをしなくてはなりません。

事故で入院していました。退院してからリハビリはできますか?

できます。部位によっては同時に行えますので、お気兼ねなくご相談ください。

事故後に徐々に痛みが増してきています。保険適用の治療取扱いはできますか?

基本的に取扱いできます。しかし、あまりに時間が経過してしまっていると、事故との因果関係がハッキリしなくなります。ですから、違和感を感じた時点で、できるだけ、お早めに受診することをお勧めします。期間を置いての治療では、様々なケースがありますので、念のため、保険会社にお問い合わせください。

症状が軽いのですが、治療を受けるのに保険は適用できますか?

症状の軽い重いは関係ありません。例え軽い症状でも保険で治療を受けられます。

毎日通院していいですか?

はい。症状が無くなるまで、治療が受けられます。

治療する期間に制限はあるのですか?

期間の制限はありません。また、部位についても制限はありません、首や腰、膝など数ヶ所負傷していても、全て治療を受けられます。

レントゲンで異常がないと言われました。しかし、違和感や痛みがあるのですが、治療できますか?

レントゲンは、骨折やひび等を診断するものです。筋肉の炎症等は確認ができません。接骨院での治療を受けて頂けます。

仕事の関係上、夜間しか通院する事ができません・・・

夜8時まで診療を行っています。夜8時までにご来院いただければ、大丈夫です。交通事故の治療にみえる患者様の多くの方はお昼に仕事をして、夜の時間帯を利用されています。

そろそろ治療を中止しませんかと、保険会社から催促されるのですが?

保険会社側の都合ですので、症状が残っているようであれば、治療を中止する義務はありません。保険会社が強制的に治療を中止させることは出来ません。